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IT実習Ⅱ

福知山公立大学情報学部1年次後期配当科目.問題解決型の実習科目として,具体的な最適化問題の定式化手法とExcelを用いた解の求め方を解説する.履修学生は講義をもとに,オリジナルの最適化問題の提案とその定式化,Excelへ入力することで得た解を考察するといったグループワークを行う.さらに,それらの結果についてプレゼンテーションを行う.

以下では最も優れたプレゼンテーションを行ったグループを発表する.
本科目は2023年度で閉講したため,計4回の受賞となる.

2023年度 最優秀プレゼンテーション

メンバー:梅田芽依,兼瀬快士,小杉彩香,長谷川優

タイトル:一週間のカロリー摂取量の最適化
      ~イタリアンレストラン~

 
内容:レストランのメニューから最低料金で平均摂取カロリーを取得することができる注文について考えた.具体的なレストランのメニューを調査し,現実的な注文数を4つまでと定めることで,より身近な問題と最適な解を導出した.

メンバー:相原永翔,長谷川優,井口優馬,上野桃実

タイトル:大学生の一日を効率よく過ごす行動を求める
 
内容:生活における行動の1つ1つを頂点と見立て,それらの行動に移るにあたって得られる成果が
各辺に与えられている.また,各頂点における行動には体力を消耗する行動と回復する行動があり,体力が0を下回らないように最大の成果が挙げられる最適な行動のとり方を求めた.

2022年度 最優秀プレゼンテーション

メンバー:石原理央,小林ひなた,中川音乃,
     宮川拓真,宮本莞汰

タイトル:駅伝の走順における最適化
 
内容:箱根駅伝における走順の最適化問題を考えた.選手のトラックにおけるベストタイムに対して,箱根駅伝のコースの地形を考慮したパラメータによってタイムを補正し,選手の学年と留学生の数に制約を設けた.また,歴代区間記録やコースの高低差といった実データを用いた考察がされていた.

メンバー:菅谷快晴,中川音乃橋本栄介,
     松尾拓弥,和田想

タイトル:帰省ラッシュの交通機関における最大流問題
 
内容:帰省ラッシュ時における新幹線と高速バスの動員数を分析し,大阪ー東京間を運ぶことのできる人の数を調べた.このとき,移動には乗り継ぎも含まれており,その日のうちに目的地にたどり着くことのできるルートを細かく調査した.これらのデータを用いて最大流問題を応用させ,人の流量
を調べた.

メンバー:田中遥貴,長岡数馬,堀井一壽,渡邊二葉

タイトル:京都旅行の最適化 
     ~巡回セールスマン問題~
 
内容:京都におけるいくつかの観光地について,それら全てを回る経路の最適化問題を考えた.同じ観光地を複数回通らないことにすると,いわゆる巡回セールスマン問題となる.本発表では部分巡回路を全て与えることで10か所の観光地を全てを回る最適な経路を導出した.

メンバー:今里歩夢,長岡数馬,三宅康仁,他1名

タイトル:コンサートのチケット販売の最適化問題
 
内容:座席や過去のコンサート参加回数,ファンクラブに入っているか否かによってチケットの価格が変化するコンサートについて,利益と客の満足度の双方を最大とする最適化問題について考察した.多目的の最適化問題とならないような定式化の工夫として,利益と満足度の積を用い,適切な満足度の指標について議論した.

2021年度 最優秀プレゼンテーション

2020年度 最優秀プレゼンテーション

メンバー:木村太郎,髙本悠月,乘島拓巳,水野翔太

タイトル:ゲーム周回の効率について

 

内容:あるゲームにおいて,消費時間・消費スタミナ・ドロップ数が異なるクエストの中からどのクエストを周回すれば一番多くのドロップを得ることができるかを議論した.ドロップ効率が格段に上がるスタミナ上限や時間とスタミナが限られた中で十分に遊ぶことのできるクエスト選択についても議論を行った.

メンバー:小川晃史,水野翔太,渡邉恵佑

タイトル:通学における「楽な」経路

内容:福知山市における,ある中学校から福知山公立大学への移動経路について,最適の基準として「消費カロリー」と「所要時間」の2つを考え,それぞれに対する最適経路を導出し比較検討した.消費カロリーや所要時間の計測を現地調査し,正確なデータで議論を行った.

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